明日葉とはWhat's “ASHITABA”
あしたば(明日葉)は、日本原産のセリ科の多年草で「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」 といわれるほど成長が早く、生命力の強い植物です。体の巡りをスムーズに促進し、多くの生活習慣病の改善にかずかずの効果が期待されています。
明日葉の有効成分
- ●カルコン類
- 明日葉独自の貴重な健康成分で、ポリフェノールの一種。
明日葉の茎を切ると、黄色い色をしたネバっとしている汁の主成分がカルコンです。白内障などの糖尿病による合併症の発症を防ぐ効果や、老廃物を排出しむくみを減らし血液もサラサラにしてセルライトを解消してくれる等多くの効果が期待されています。また、アルツハイマーも予防するのではないかと近年では注目されています。
- ●クマリン類
- セリ科の薬草類に含まれるポリフェノールの一種。
抗菌作用や抗酸化作用のほか、脳の老朽化を防ぎ認知症、記憶力低下防止、集中力低下防止などを予防する作用があると期待されています。
- ●たんぱく質
- 明日葉は他の野菜や薬草と比較すると、たんぱく質が格段に多く含まれています。
タンパク質は炭水化物・脂質とあわせて三大栄養素と呼ばれています。人間の筋肉や臓器、体内の調整に 役立っているホルモンの材料となるだけでなくエネルギー源にもなっている 必要な栄養素です。
- ●クロロフィル(葉緑素)
- クロロフィル(葉緑素)は緑の血液と呼ばれる成分で明日葉はクロロフィルを多量に含んでいて胃腸の調子を整える働きが期待できます。動物たちは体調を崩すと、道端の草を食べたりするのは、本能的に悪いものを食べて腹具合がおかしくなったら、クロロフィル(葉緑素)が効くということを知っているからです。
- ●ビタミンB12
- 造血ビタミンとして知られ、貧血防止、成長促進には欠かせません。明日葉の生葉に微量 含まれていています。ビタミンB12を含有する植物は地上の植物では、明日葉だけといわれています。
- ●ビタミン類、ミネラル類、植物繊維
- ビタミンA、B1、B2、C、E群の他、コリン、葉酸、ビオチン、ナイアシンなどD以外の ビタミン類を多く含んでいます。ミネラルはカリウム、塩素、カルシウム、リン、マグネシウム、 イオウ、鉄、マンガンなどを豊富に含み、微量成分として亜鉛、クロム、コバルト、セレンなども 含んでいます。明日葉は食物繊維も豊富に含んでいて、排便を促進するとともに老廃物を洗い流す効果が期待できます。コレステロールや中性脂肪を低下させ、肥満防止や セルライト除去の効果も期待できるためダイエット目的で飲む人にとっても非常に魅力的です。
栄養価 比較表 |
食物繊維総量(g) | カルシウム(mg) | リン(mg) | 鉄(mg) | カリウム(mg) | βカロテン等量(mg) | ビタミンE(mg) | ビタミンB1(mg) | ビタミンB2(mg) | ビタミンC(mg) |
明日葉 | 1.5 | 65 | 65 | 1 | 540 | 5300 | 2.8 | 0.1 | 0.24 | 41 |
かぼちゃ | 0.9 | 15 | 43 | 0.5 | 450 | 4000 | 5.0 | 0.07 | 0.09 | 43 |
キャベツ | 0.4 | 43 | 27 | 0.3 | 200 | 50 | 0.1 | 0.04 | 0.03 | 41 |
春菊 | 0.8 | 120 | 44 | 1.7 | 460 | 4500 | 1.7 | 0.1 | 0.16 | 19 |
セロリ | 0.3 | 39 | 39 | 0.2 | 410 | 44 | 0.2 | 0.03 | 0.03 | 7 |
たまねぎ | 0.6 | 21 | 33 | 0.2 | 150 | 1.0 | 0.1 | 0.03 | 0.01 | 8 |
トマト | 0.3 | 7 | 26 | 0.2 | 210 | 540 | 0.9 | 0.05 | 0.02 | 15 |
にんじん | 0.7 | 28 | 25 | 0.2 | 280 | 9100 | 0.5 | 0.05 | 0.04 | 4 |
ほうれん草 | 0.7 | 49 | 47 | 2 | 690 | 4200 | 2.1 | 0.11 | 0.2 | 35 |